伊藤機工

目次
目次を開く

伊藤機工は、ワークの形状や材質、処理目的に応じた装置設計で自動化と効率化を支えるメーカーです。手作業に頼っていた表面処理を自動化し、処理ムラを抑えながら作業時間を短縮します。

伊藤機工_公式HPキャプチャ
引用元:伊藤機工公式HP(https://itoh-kikoh.co.jp/)

伊藤機工の
ショットブラスト機の特徴

幅広い対応力を支える
豊富な機種ラインナップ

伊藤機工は、エプロン式やロータリーハンガー式など多様な形態のショットブラスト機(IMRシリーズなど)を展開。さらに、使用するショット材についても、スチールビーズ、ステンレスビーズ、各種カットワイヤー、ガラスビーズ、樹脂ショットなど幅広く取り揃えています。

この柔軟な対応力により、鋳物、鍛造品、精密部品などさまざまなワーク形状や素材に適した処理が可能です。

使いやすさと長期稼働を
見据えた設計

IMRシリーズなどの装置は、頑丈でコンパクトな構造や優れたメンテナンス性が特徴です。

エプロン式機ではオペレーションの安全性にも配慮されており、インターロック回路や完全集塵設計が導入されており、現場での運用性が高く、安定した長期稼働・省人化にも貢献します。

伊藤機工の
製品ラインナップ

ICRPシリーズ

ICRPシリーズ
引用元:伊藤機工公式HP(https://itoh-kikoh.co.jp/surface-treatment-machine/use/shot-blast/icrp.html)

板状ワークのスケール除去・前処理を自動化し、作業効率を向上させるモデル

ICRPシリーズは、ベルトコンベアでワークを自動的に投射室へ搬送し、上下に配置された投射装置で効率的にショットブラスト(表面処理)を行うのが特徴です。自動搬送システムと上下からの投射により、手作業や単一方向からの投射では時間や手間がかかる平板状のワークをムラなく処理。

板状ワークの塗装前処理やメッキ前処理、摩擦力向上といった用途に特化しており、製造ラインの自動化・効率化を課題とする企業に向いています。金属製のプレートや建材などのスケール除去・前処理を大量に行う現場では、ワークをコンベアに乗せるだけで連続処理が可能なため、作業者の負担を軽減しつつ、生産スピードと品質を同時に高めることが可能です。

装置構造タイプコンベア式
設置方式床置き型
処理対象(ワークの種類・材質)要問い合わせ
最大対応ワーク寸法ICRP-6型:W600×H100mm
ICRP-10型:W1,000×H100mm
最小対応ワーク寸法要問い合わせ
最大ワーク重量要問い合わせ
本体寸法ICRP-6型:W2,500×D3,800×H490mm
ICRP-10型:W3,020×D4,000×H5,850mm

ITBシリーズ

ITBシリーズ
引用元:伊藤機工公式HP(https://itoh-kikoh.co.jp/surface-treatment-machine/use/shot-blast/itb.html)

小物や薄物、先端の尖ったワークの噛み込みを防ぐバレル式ショットブラスト機

ITBシリーズは、小物や薄物、ネジ、ナット類、先端の尖ったワークの表面処理に適するバレル式のショットブラスト機です。エプロン式を採用していた従来のモデルは、ワークがすき間に噛み込んで変形する不良が発生することが課題でした。ITBシリーズは、ワークを収容するバレル部がすき間のない単体容器構造のため、噛み込みによるワークの損傷を防ぎ、不良品のリスクを大幅に低減します。

バレル内面は特殊形状の高マンガン鋼鈑製で、投射されたメディアがバレル内面で何度も反発。ワークの死角部分まで行き渡るため、短時間でムラのない高密度な処理が可能です。排出時もバレルを回転させながら下傾させることで、ワークを完全に排出し、エプロン式で発生しがちなワークの落下や空転を防ぎます。

装置構造タイプバレル式
設置方式床置き型
処理対象(ワークの種類・材質)要問い合わせ
最大対応ワーク寸法要問い合わせ
※バレル寸法(ワークの処理空間)は最大φ1,700×1,700mm(ITB85)
最小対応ワーク寸法要問い合わせ
最大ワーク重量ITB10:100kg
ITB15:300kg
ITB33:600kg
ITB60:1,000kg
ITB85:1,200kg
※すべてワーク1個あたりの重量ではなく、バッチ処理を行う場合に投入できる最大重量
本体寸法ITB10:W1,700×D3,680×H3,200mm
ITB15:W2,355×D4,221×H4,475mm
ITB33:W3,252×D5,125×H6,055mm
ITB60:W3,871×D5,835×H6,390mm
ITB85:W4,750×D6,250×H7,750mm

伊藤機工の
ショットブラスト機の
導入事例

製品同士の接触を防ぎ
高品質な仕上がりを実現するハンガー方式

複雑な形状のワークや、外観品質が重視される部品の表面処理には、製品を吊り下げて処理する「ハンガー形ショットブラスト機」の導入が効果的です。この方式の最大のメリットは、ワーク同士が接触しないため、打痕やキズを極限まで抑えられる点にあります。そのため、精密な加工が施された自動車部品や、仕上がりの美しさが求められる建機パーツなどを扱う企業に適しています。

確かな処理精度の根拠は、その独自の投射構造にあります。ハンガーを自転・公転させながら投射することで、死角になりやすい凹凸部や複雑な内部構造にも均一に研掃材を当てることが可能です。実際に、重量のあるエンジンブロックの砂落とし工程では、手作業に近い細かな仕上がりを自動化で実現した事例もあり、「品質向上」と「作業効率化」の両立を支える確かな技術力が証明されています。

参照元:伊藤機工株式会社(https://itoh-kikoh.co.jp/case/)

伊藤機工の
ショットブラスト機が
適している業種・用途

板状ワークから小物まで幅広い
形状のワークを扱う製造業

板状ワークに特化したベルトコンベア式のICRPシリーズや、小物・薄物の処理に適切なバレル式のITBシリーズなど、ワークの形状や用途に合わせたショットブラスト機を幅広く扱っています。そのため、一つの工場で多様なワークを製造している企業や、特定の形状のワーク処理に課題を抱えている企業に適しています。

例えば、金属製の板材を扱う建材業界では、ICRPシリーズによるスケール除去や塗装前処理が効果的です。自動車部品メーカーでは、ITBシリーズを活用することで、ネジやナット類といった小型部品のバリ取りや前処理を効率化できるでしょう。

本サイトでは、各メーカーの特徴や製品のほかに、加工部品ごとに適したショットブラスト機メーカーを紹介しています。

ショットブラスト加工は、加工部品の素材や形状によって適した装置が異なります。装置ごとに構造や性能の特徴も大きく違うため、自社の部品に近いケースを確認し、導入や入れ替えの判断材料としてご活用ください。

伊藤機工のアフターサポート

アフターサポートに関する情報は公式HPで確認できませんでした。詳細は直接伊藤機工へお問い合わせください。

まとめ

伊藤機工は、ワークの形状や材質・処理目的に応じた装置設計で、製造現場の自動化と効率化を支えるショットブラスト機メーカーです。板状ワークの連続処理に対応したベルトコンベア式のICRPシリーズ、小物・薄物の噛み込みを防ぐバレル式のITBシリーズなど、豊富な機種ラインナップにより、多様なワーク・用途に柔軟に対応できます。

また、インターロック回路や完全集塵設計を取り入れた安全性の高い設計で、長期稼働と省人化にも貢献します。建材や自動車部品など、さまざまな業種での導入実績も豊富です。自社の課題に合った機種選定や詳細なスペックについては、まず伊藤機工へ直接問い合わせることをおすすめします。

伊藤機工の基礎情報

法人名伊藤機工株式会社
所在地愛知県東海市南柴田町ヌノ割412-4(本部)
電話番号052-689-2215(機械事業部)
営業時間8:30~17:30(平日)
公式HPhttps://itoh-kikoh.co.jp/
【部品別】
ショットブラスト機
メーカー3選

ショットブラスト機は、加工部品の素材や形状に適した装置を選ぶことで、処理速度の向上やコスト削減が可能。メーカーごとに得意とする部品のタイプが異なるため、加工する部品に応じた装置選びが欠かせません。ここでは、部品ごとにおすすめのショットブラスト機を扱うメーカーを紹介します。

鋳造・鍛造・製缶・製鋼部品
なら

太洋マシナリー

太洋マシナリーの公式HPキャプチャ
画像引用元:太洋マシナリー公式HP(https://www.omco-taiyo.co.jp/)
大型ワーク・硬質スケール
に応えるカスタム設計

鋳造・鍛造・製缶・製鋼部品の附着砂や錆・スケール落しを目的とし、ワークの形状・材質・処理能力に対応したショットブラスト装置をカスタム対応。
標準機械も取り揃えており、用途に応じたレイアウトとオプション仕様でセミカスタム設計しています。

メンテナンス性・
消耗部品寿命にこだわった機能

高性能セパレーターと最適なライニング材で不純物を除去し、鋳造・鍛造・製缶・製鋼部品の製品表面仕上がり状態を改善し、消耗部品の延命が期待できます。
用途に合わせて消耗部品やキャビネットライニングの材質と取付方法を選定し、メンテナンスを簡素化します。

半導体・電子部品
なら

不二製作所

不二製作所の公式HPキャプチャ
画像引用元:不二製作所公式HP(https://www.fujimfg.co.jp/)
超微粒子技術で
再現性が高い精密処理を実現

1μm以下の超微粒子研磨材を安定して噴射できる装置に、独自の研磨材定量制御技術を搭載することで、低圧での安定噴射を実現
繊細な製品加工の再加工や検査負担を軽減します。

精密生産ラインと
クリーン環境に対応する設計

精密加工向けに多関節ロボット自動化を搭載したショットブラスト機を提供。
クリーンルーム環境での運用にも配慮し、処理精度と清浄性の両立をサポートします。精密生産ラインにも組み込みやすい設計です。

航空機・ロケット部品
なら

Wheelabrator
(ホイール・アブレーター)

Wheelabrator(ホイーラブレイター)の公式HPキャプチャ
画像引用元:Wheelabrator公式HP(https://www.wheelabratorgroup.com/)
トレーサビリティ機能で
厳しい要求仕様に対応

航空機メーカーと共同開発し、航空部品に特化した装置を提供
処理条件や稼働状態をリアルタイムで記録・管理できるトレーサビリティ機能により、航空機・宇宙開発業界の厳格な品質要求に応えます。

機能性向上に直結する
ムラのない処理

疲労強度の向上や応力腐食割れの抑制など、航空機部品で重視される性能改善に特化したショットピーニング装置を開発
CNC制御や多軸ロボットによる精密な噴射制御で、均一なピーニング処理を実現します。