アマダ

アマダグループは、板金加工機械やプレス機械、鋸盤、鉄構加工機などを展開しています。鉄構加工機では、H形鋼向けと平板向けのショットブラストマシンを用意。AM&Fシリーズ4機種を、処理する鋼材の形状と必要能力から比較できます。

アマダ公式HPキャプチャ
画像引用元:アマダ公式HP
(https://www.amada.co.jp/)

アマダの
ショットブラスト機の特徴

H形鋼向けと平板向けから
対象ワークに合わせて選べる

AM&F-9050 II・9050 IIIはH形鋼向け、AM&F-5010・3045は平板向けのショットブラストマシンです。いずれもコンベヤーでワークを搬送し、ショット玉を投射して表面を研掃します。

H形鋼か平板かを最初の判断軸とし、加工可能寸法、研掃速度、設備容量を比べると候補を絞りやすくなります。

面粗さの調整と
粉じん・騒音への配慮

コンベヤーの送りをインバーターで制御し、面粗さを調整できます。キャビネット内部には特殊鋼の全面ライニングを施し、耐摩耗性に配慮しています。

いずれも低騒音での加工に配慮し、大型集塵機で効率よく粉じんを捕集します。AM&F-9050 II・9050 IIIは、新方式の投射装置により、強力な研掃と省電力化の両立を図った機種です。

参照元:アマダ公式HP(https://products.amada.co.jp/products/product/?language=1&productid=id000197、https://products.amada.co.jp/products/product/?language=1&productid=id000198)

アマダの
ショットブラスト機4機種比較

同じAM&Fシリーズでも、処理対象と設備仕様は異なります。H形鋼用の9050シリーズと、平板用の5010・3045を分けて比較してください。

機種主な対象加工能力研掃速度電源容量マシン質量
AM&F-9050 IIH形鋼W300×H900mm0.3~2.7m/min23.35kW4,500kg
AM&F-9050 IIIH形鋼W300×H900mm0.3~3.0m/min21.15kW3,400kg
AM&F-5010平板W500×H100mm0.4~3.1m/min7.45kW1,200kg
AM&F-3045平板W450×H30mm0.7~2.5m/min3.4kW700kg

マシン質量は、ショット玉を含まない値です。実際の選定では、上表に加えて投射量、集塵装置の風量、前後工程との搬送高さ、必要な設置スペースを確認してください。

参照元:アマダ公式HP(https://products.amada.co.jp/products/product/?language=1&productid=id000197、https://products.amada.co.jp/products/product/?language=1&productid=id000198)

AM&F-9050 II・9050 III

AM&F-9050シリーズ
引用元:アマダ公式HP(https://products.amada.co.jp/products/product/?language=1&productid=id000197)

H形鋼の表面を
連続搬送しながら研掃

AM&F-9050 II・9050 IIIは、H形鋼の表面を研掃するショットブラストマシンです。どちらも加工能力はW300×H900mmで、4台の投射装置を備えています。

9050 IIIは、9050 IIと比べて研掃速度の上限が0.3m/min高く、電源容量は2.2kW、マシン質量は1,100kg小さい仕様です。一方、50Hz時のバケット輸送量と集塵装置風量は9050 IIの方が大きいため、処理速度だけでなく、研掃材の輸送量や集塵条件を含めて比較してください。

AM&F-5010・3045

平板の処理幅と板厚に合わせて
2機種から選ぶ

AM&F-5010・3045は、平板の表面を研掃するショットブラストマシンです。5010はW500×H100mm、3045はW450×H30mmまでの加工能力があります。

5010は投射装置を2台搭載し、研掃速度は0.4~3.1m/minです。3045は投射装置1台で、研掃速度は0.7~2.5m/min。電源容量とマシン質量も抑えられています。100mmまでの厚みや処理能力を求める場合は5010、30mmまでの平板を比較的小規模な設備で処理する場合は3045が比較の起点です。

参照元:アマダ公式HP(https://products.amada.co.jp/products/product/?language=1&productid=id000198)

ショットブラストと
HGシリーズの違い

アマダの鉄構加工機には、ショットブラストとは別に、H形鋼・表面研掃バリ取りマシン「HGシリーズ」があります。AM&Fシリーズはショット玉を投射し、HGシリーズは10個のといしでフランジとウェブを加工する点が主な違いです。

比較項目AM&F-9050シリーズHGシリーズ
加工方式ショット玉を投射10個のといしで研削
主な目的H形鋼表面の研掃穴あけ後のバリ取り、接合面の黒皮・錆除去
加工能力W300×H900mmウェブ幅194~1,025mmまたは194~1,325mm
選定の考え方H形鋼表面を広く研掃したい穴あけ後のバリと接合面を同じ工程で処理したい

HGシリーズにはHG-1000とHG-1300があります。ウェブ幅の上限はHG-1000が1,025mm、HG-1300が1,325mmです。目的が異なるため、ショットブラスト機の代替として単純比較せず、除去したい箇所と前後工程を確認してください。

参照元:アマダ公式HP(https://products.amada.co.jp/products/product/?language=1&productid=id000191)

アマダの
ショットブラスト機が
適している業種・用途

H形鋼の表面研掃

AM&F-9050シリーズは、H形鋼の表面へショット玉を投射して研掃する装置です。H形鋼を連続搬送しながら、表面を効率よく研掃したい現場が主な検討対象です。

平板の表面研掃と
面粗さの調整

AM&F-5010・3045は平板向けです。コンベヤー送りのインバーター制御で面粗さを調整できるため、平板の寸法と必要な処理速度に合わせて自動研掃工程を組みたい現場に適しています。

本サイトでは、各メーカーの特徴や製品のほかに、加工部品ごとに適したショットブラスト機メーカーを紹介しています。

ショットブラスト加工は、加工部品の素材や形状によって適した装置が異なります。装置ごとに構造や性能の特徴も大きく違うため、自社の部品に近いケースを確認し、導入や入れ替えの判断材料としてご活用ください。

アマダのアフターサポート

アマダマシナリーでは、鉄構加工機の商品・メンテナンスに関する問い合わせ窓口を設けています。メンテナンス契約では定期点検を行い、マシンの状態に応じて調整、修理、部品交換へ対応する方針です。

また、日常の保守・点検方法の案内や、トラブル発生時に対応する地域密着のサービス体制も整えています。契約範囲や対象機種、点検内容、部品代の扱いは、導入前に確認してください。

参照元:アマダマシナリー公式HP(https://www.amc.amada.co.jp/ja/contact/、https://www.amc.amada.co.jp/ja/whoweare/maintenance/)

まとめ

アマダのショットブラスト機は、H形鋼向けのAM&F-9050 II・9050 IIIと、平板向けのAM&F-5010・3045に分かれます。対象形状を確認した上で、加工能力、研掃速度、電源容量、集塵条件を比較することが大切です。

穴あけ後のバリ取りと接合面の黒皮除去を同時に行いたい場合は、といしを使うHGシリーズも候補です。処理対象だけでなく、除去したい箇所と前後工程まで整理して選定しましょう。

アマダの基礎情報

法人名株式会社アマダ
所在地神奈川県伊勢原市石田200
電話番号0463-96-1111(代表)
公式HPhttps://www.amada.co.jp/
【部品別】
ショットブラスト機
メーカー3選

ショットブラスト機は、加工部品の素材や形状に適した装置を選ぶことで、処理速度の向上やコスト削減が可能。メーカーごとに得意とする部品のタイプが異なるため、加工する部品に応じた装置選びが欠かせません。ここでは、部品ごとにおすすめのショットブラスト機を扱うメーカーを紹介します。

鋳造・鍛造・製缶・製鋼部品
なら

太洋マシナリー

太洋マシナリーの公式HPキャプチャ
画像引用元:太洋マシナリー公式HP(https://www.omco-taiyo.co.jp/)
大型ワーク・硬質スケール
に応えるカスタム設計

鋳造・鍛造・製缶・製鋼部品の附着砂や錆・スケール落しを目的とし、ワークの形状・材質・処理能力に対応したショットブラスト装置をカスタム対応。
標準機械も取り揃えており、用途に応じたレイアウトとオプション仕様でセミカスタム設計しています。

メンテナンス性・
消耗部品寿命にこだわった機能

高性能セパレーターと最適なライニング材で不純物を除去し、鋳造・鍛造・製缶・製鋼部品の製品表面仕上がり状態を改善し、消耗部品の延命が期待できます。
用途に合わせて消耗部品やキャビネットライニングの材質と取付方法を選定し、メンテナンスを簡素化します。

半導体・電子部品
なら

不二製作所

不二製作所の公式HPキャプチャ
画像引用元:不二製作所公式HP(https://www.fujimfg.co.jp/)
超微粒子技術で
再現性が高い精密処理を実現

1μm以下の超微粒子研磨材を安定して噴射できる装置に、独自の研磨材定量制御技術を搭載することで、低圧での安定噴射を実現
繊細な製品加工の再加工や検査負担を軽減します。

精密生産ラインと
クリーン環境に対応する設計

精密加工向けに多関節ロボット自動化を搭載したショットブラスト機を提供。
クリーンルーム環境での運用にも配慮し、処理精度と清浄性の両立をサポートします。精密生産ラインにも組み込みやすい設計です。

航空機・ロケット部品
なら

Wheelabrator
(ホイール・アブレーター)

Wheelabrator(ホイーラブレイター)の公式HPキャプチャ
画像引用元:Wheelabrator公式HP(https://www.wheelabratorgroup.com/)
トレーサビリティ機能で
厳しい要求仕様に対応

航空機メーカーと共同開発し、航空部品に特化した装置を提供
処理条件や稼働状態をリアルタイムで記録・管理できるトレーサビリティ機能により、航空機・宇宙開発業界の厳格な品質要求に応えます。

機能性向上に直結する
ムラのない処理

疲労強度の向上や応力腐食割れの抑制など、航空機部品で重視される性能改善に特化したショットピーニング装置を開発
CNC制御や多軸ロボットによる精密な噴射制御で、均一なピーニング処理を実現します。