ニッチューは、鋳造品や鉄骨など処理が難しい素材に応えるショットブラストメーカーです。タービン式による大量処理に強みを持ち、生産効率向上を求める現場を支えています。
ニッチューは全機種でタービン式(羽根車投射)を採用。圧縮空気を使うエア式に比べて投射量を取りやすく、処理スピードを高めやすいのが特徴です。連続稼働や大量処理のラインに向き、ローラコンベア式・吊り下げ式・ドラム式などの構造と組み合わせることで、投入から排出までの流れを止めずに処理できます。
さらに、ブレードの摩耗を抑える設計や、メディアの大きさを選別して安定した投射を保つ仕組みを備えており、仕上がりの均一性と安定した品質を確保できます。
鋳造分野では鋳肌や鋳バリ、付着砂の除去を想定した強い投射とワーク搬送を両立。鉄骨分野では大型・重量部材を安定搬送しながら、溶接スパッタや黒皮(ミルスケール)を効率よく処理する設計が選べます。
LPガス容器のような円筒形ワークには、内外面へ均一に当てるための回転機構や治具化により、バリ・スケール除去から塗装下地づくりまでを安定化。重い、形状が複雑、表面のスケールやバリが多い難処理ワークに対して、タービン配置・ノズル角度・搬送制御・メディア分級を含めた専用設計で応えます。
鋳造・ダイカスト製品の外周全面処理に対応したインデックスハンガー式のショットブラスト機です。ワークをハンガー治具に吊るし、装置が自動的に回転・搬送することで、処理の効率化と均一性を実現します。
トロンメル式セパレーターにより、メディア(ショット材)と異物を自動で選別・排出するため、砂混入による不良品発生を抑制でき、運用コスト削減にも寄与します。
| 装置構造タイプ | インデックスハンガー式 |
|---|---|
| 設置方式 | 固定設置 |
| 処理対象(ワークの種類・材質) | 要問い合わせ |
| 最大対応ワーク寸法 | φ500mm×H700mm |
| 最小対応ワーク寸法 | 要問い合わせ |
| 最大ワーク重量 | 100kg以下/ハンガー(治具含む) |
| 本体寸法 | W2,950×L3,400×H4,100mm |
軽量ワークの表面処理に対応する自動スイングハンガー式ショットブラスト機です。アームが機外へスイングする構造により、ワークの着脱を処理空間の外で行えるため、作業者の安全性を確保しつつ、段取り時間を短縮できます。
1サイクル自動運転方式を採用しており、ワークをハンガーに吊り下げてスタートするだけで、処理から排出までを全自動で完了。人手作業を極力減らすことで、安定した処理品質と省力化を両立します。
さらに、コンパクト集塵機を本体に内蔵。別置き設備を必要とせず、省スペースで設置可能です。粉塵を効率的に回収し、作業環境のクリーン化と維持管理の容易さを実現します。
| 装置構造タイプ | 自動スイングハンガー式(テーブル兼用) |
|---|---|
| 設置方式 | 固定設置 |
| 処理対象(ワークの種類・材質) | 要問い合わせ |
| 最大対応ワーク寸法 | φ400mm×H500mm |
| 最小対応ワーク寸法 | 要問い合わせ |
| 最大ワーク重量 | 30kg |
| 本体寸法 | W1,120×L1,180×H2,700mm |
複数のワークをまとめて処理する際、製品同士がぶつかり合ってキズがついてしまうことは、品質管理における課題の一つです。ニッチューのテーブル式ショットブラスト機は、ワークを自転テーブルの上に乗せて処理を行うため、キズや打痕を避けたい精密な部品を扱う企業や、工作機械・建設機械部品のデスケールや塗装下地処理を行いたい企業に適しています。
キズを防ぎつつ確実な処理を行える根拠として、上部および側部に配置された投射装置(ローター)と自転テーブルを組み合わせた構造が挙げられます。ワークがテーブル上で回転しながら多方向から研削材を浴びるため、製品同士の接触を防ぐことが可能です。実際の用途例としても、中型構造物や鋳物の砂落とし・スラグ除去において、無キズでの均一な表面処理と同時にピーニング効果を得るなど、品質向上を支える実績を持っています。
ニッチューのショットブラスト機は、汎用性よりも、特定用途に特化することを重視して開発されています。そのため、業界特有の課題を抱えている現場におすすめです。
小型ワーク向けのタンブリングタイプから、大型鋳造品向けのテーブル型・ハンガー型まで、幅広い装置をラインナップ。ガス漏れや構造強度などの問題があり、品質要求が高い分野の表面処理にも、LPガス容器用のABF-150、鉄骨専用のAFシリーズなどの専用機で対応しています。
本サイトでは、各メーカーの特徴や製品のほかに、加工部品ごとに適したショットブラスト機メーカーを紹介しています。
ショットブラスト加工は、加工部品の素材や形状によって適した装置が異なります。装置ごとに構造や性能の特徴も大きく違うため、自社の部品に近いケースを確認し、導入や入れ替えの判断材料としてご活用ください。
ショットブラスト機は、ワークに対して強い衝撃を加えて加工を行う装置であるため、装置自体も常に研削応力にさらされています。長期にわたる安定稼働には、定期的な点検などが不可欠です。そのため、ニッチューでは構造上の特性に基づき、「故障を未然に防ぐための保守点検」を推進しています。
故障後の修理や、日常点検に関するアドバイスや操作上の注意点についても、技術スタッフが丁寧に対応。実機に関する相談や、点検・保守計画の依頼については、公式サイトに記載されている電話や問い合わせフォームから受け付けています。
ニッチューは、鋳造品や鉄骨、LPガス容器といった難処理ワークの表面処理に強みを持つショットブラストメーカーです。全機種にタービン式を採用しており、エア式に比べて投射量が多く、大量処理や連続稼働における生産効率向上に寄与します。
製品ラインナップは、大型鋳造品向けのハンガー式から、打痕を防ぐ自転テーブル式まで幅広く、業界特有の課題に応える専用設計が特徴です。また、メディアと異物を自動選別する仕組みにより、安定した処理品質を確保。導入後も故障を未然に防ぐ点検・保守体制が整備されており、過酷な使用環境下にある装置の長期的な安定稼働を支援するパートナーです。
| 法人名 | 株式会社ニッチュー |
|---|---|
| 所在地 | 東京都台東区上野1-13-3 MYビル5F |
| 電話番号 | 03-3833-7060 |
| 営業時間 | 要問い合わせ |
| 公式HP | https://www.blast.co.jp/ |
ショットブラスト機は、加工部品の素材や形状に適した装置を選ぶことで、処理速度の向上やコスト削減が可能。メーカーごとに得意とする部品のタイプが異なるため、加工する部品に応じた装置選びが欠かせません。ここでは、部品ごとにおすすめのショットブラスト機を扱うメーカーを紹介します。
太洋マシナリー
鋳造・鍛造・製缶・製鋼部品の附着砂や錆・スケール落しを目的とし、ワークの形状・材質・処理能力に対応したショットブラスト装置をカスタム対応。
標準機械も取り揃えており、用途に応じたレイアウトとオプション仕様でセミカスタム設計しています。
高性能セパレーターと最適なライニング材で不純物を除去し、鋳造・鍛造・製缶・製鋼部品の製品表面仕上がり状態を改善し、消耗部品の延命が期待できます。
用途に合わせて消耗部品やキャビネットライニングの材質と取付方法を選定し、メンテナンスを簡素化します。
不二製作所
1μm以下の超微粒子研磨材を安定して噴射できる装置に、独自の研磨材定量制御技術を搭載することで、低圧での安定噴射を実現。
繊細な製品加工の再加工や検査負担を軽減します。
精密加工向けに多関節ロボット自動化を搭載したショットブラスト機を提供。
クリーンルーム環境での運用にも配慮し、処理精度と清浄性の両立をサポートします。精密生産ラインにも組み込みやすい設計です。
Wheelabrator
(ホイール・アブレーター)
航空機メーカーと共同開発し、航空部品に特化した装置を提供。
処理条件や稼働状態をリアルタイムで記録・管理できるトレーサビリティ機能により、航空機・宇宙開発業界の厳格な品質要求に応えます。
疲労強度の向上や応力腐食割れの抑制など、航空機部品で重視される性能改善に特化したショットピーニング装置を開発。
CNC制御や多軸ロボットによる精密な噴射制御で、均一なピーニング処理を実現します。