サンポー

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サンポーは、ブラストマシンや集塵装置の設計・製造・販売・メンテナンスを手掛ける専門メーカーです。小物の一括処理から大型溶接容器の塗装剥離まで対応する7種類のショットブラスト機を展開しています。ここでは、各製品の違いと選び分け方を紹介します。

サンポー_公式HPキャプチャ
引用元:サンポー公式HP
(https://www.kk-sampoh.co.jp/)

サンポーの
ショットブラスト機の特徴

ワークの形状に合わせて選べる
広角投射装置

サンポーの広角投射装置は、回転方向だけでなく軸方向にも広がる面状の投射パターンを形成します。軸方向の広がりは15度・30度・60度から選択でき、複雑形状のワークにも研削材を届けやすい構造です。

マルチクイックハンガー、マイクロブラスター、テーブルブラスター、インデックス式ハンガーでは、広角投射装置とワークを動かす機構を組み合わせます。これにより、処理ムラや過剰な投射を抑えながら、均一な仕上がりを目指せます

インバーター制御で
投射条件を調整

複数の製品で投射装置のインバーター制御を採用しています。バレルブラスターでは、投射装置に加えてバレルカゴの回転も調整可能です。

投射装置やワークの回転条件を処理品に合わせて調整できるため、薄肉ダイカストなど、変形しやすいワークにも対応しやすい点が特徴です。適切な条件は材質や形状、投入量によって異なるため、導入前にメーカーへ確認しましょう。

参照元:サンポー公式HP(https://www.kk-sampoh.co.jp/product/)

サンポーの
ショットブラスト機7種類比較

サンポーの製品は、ワークを吊るす、テーブルへ置く、カゴやエプロン内で撹拌するなど、処理中のワークの動かし方が異なります。ワーク同士の接触可否、処理量、搬入方法、必要な自動化レベルを整理して比較してください。

製品方式主な対象・目的比較時のポイント
マルチクイックハンガー公転・自転ハンガー式ダイカスト品、熱処理品、鋳造品のバリ取り・スケール除去・砂落とし・塗装剥離複雑形状や変形しやすいワークを治具へ固定し、処理中に製品を脱着したい場合
マイクロブラスターダブルテーブル式アルミ製品、ダイカスト品、熱処理品の梨地加工・バリ取り・スケール除去複数の小物・中物を自転させながら連続的に処理したい場合
テーブルブラスター回転テーブル式アルミ製品、ダイカスト品、熱処理品、鋳造品の梨地加工・バリ取り・スケール除去・砂落とし小物から大物まで、テーブルへ置いて接触傷を抑えながら処理したい場合
バレルブラスター回転カゴ式ボルト・ナット、ダイカスト品、鍛造品、熱処理品の前処理・バリ取り・スケール除去エプロン式ではかみ込みやすい品や、ゴムを傷める鋭利な小物をまとめて処理したい場合
タンブラーエプロン式ボルト・ナット、ダイカスト品、鍛造品、鋳造品などのバリ取り・スケール除去・砂落とし接触可能な小物をまとめて処理し、投入量に応じて機種を選びたい場合
インデックス式ハンガー交互切替ハンガー式ダイカスト品、熱処理品、鋳造品のバリ取り・スケール除去・砂落とし・塗装剥離省スペース化や一個流し、ロボットによる脱着を検討する場合
ボンベブラストマシン大型容器用バッチ式アンモニア1t容器、LPガス500kg容器などの再検査時の塗装剥離大型溶接容器の塗膜・錆・付着物を除去し、検査可能な状態へ整えたい場合

同じバリ取りやスケール除去でも、ワークを固定するか、複数個を撹拌するかによって候補が変わります。処理品の図面、1個当たりの重量、1バッチの投入量、希望サイクル、許容できる接触傷をメーカーへ共有しましょう。

参照元:サンポー公式HP(https://www.kk-sampoh.co.jp/product/)

マルチクイックハンガーと
インデックス式ハンガー

マルチクイックハンガー
引用元:サンポー公式HP
(https://www.kk-sampoh.co.jp/product/マルチクイックハンガー/)

処理量と自動化の考え方で
2方式を選び分ける

どちらもワークを治具へ取り付けるため、ワーク同士の接触による傷や変形を避けたい場合に向いています。マルチクイックハンガーは、公転・自転ハンガーと広角投射装置を組み合わせる方式です。J-62・J-112・J-132の3型式があり、公転時の有効範囲はφ500×H600mmからφ1,000×H800mmです。

インデックス式は、処理側と脱着側を交互に切り替える方式です。サーボモーターで停止位置を再現でき、ロボットによる脱着や一個流しにも対応しています。汎用性と有効投射範囲を重視するならマルチクイック、セル生産や自動化を重視するならインデックス式を比較の起点にできます。

参照元:サンポー公式HP(https://www.kk-sampoh.co.jp/product/マルチクイックハンガー/、https://www.kk-sampoh.co.jp/product/インデックス式ハンガーブラストマシン/)

バレルブラスターとタンブラー

小物の形状と投入量を見て
撹拌方式を選ぶ

バレルブラスターは、製品形状に合わせた抜き孔を設けた回転カゴでワークを撹拌します。タンブラーなどのエプロン式では、サイドドラムの隙間にかみ込みやすい品、エンドレスゴムの抜き孔に刺さる品、ゴムを切るおそれがある鋭利な品に適した方式です。処理能力は15~1,300kgです。

タンブラーは、エンドレスゴム上でワークを転がしながら処理します。T-57からT-300まで7型式があり、処理能力は100~2,000kgです。ワークのかみ込みや鋭利さが気になる場合はバレル式、接触可能な小物を大量処理する場合はタンブラーを候補にできます。

参照元:サンポー公式HP(https://www.kk-sampoh.co.jp/product/バレルブラスター/、https://www.kk-sampoh.co.jp/product/タンブラー(エプロン式)/)

マイクロブラスターと
テーブルブラスター

複数個の連続処理か
ワークサイズの汎用性かで比較

マイクロブラスターは、公転テーブル上に5台または6台の自転テーブルを配置した構造です。アルミ製品のアルマイト前処理に用いる梨地加工をはじめ、小物・中物の連続処理に対応します。有効範囲はφ300×H180mmからφ740×H180mmです。

テーブルブラスターは、テーブル上へワークを置き、回転させながら処理します。L-600、L-1100、L-130、L-150、L-180、L-220の6型式があり、有効範囲はφ600×H400mmからφ2,200×H800mmです。同程度の小物を連続的に処理するならマイクロ、大物を含む幅広いサイズへ対応するならテーブル式が比較しやすいでしょう。

参照元:サンポー公式HP(https://www.kk-sampoh.co.jp/product/マイクロブラスター(ダブルテーブル)/、https://www.kk-sampoh.co.jp/product/テーブルブラスター/)

ボンベブラストマシン

大型溶接容器の再検査に向けて
塗膜・錆・付着物を除去

ボンベブラストマシンは、アンモニア1t容器やLPガス500kg容器など、大型溶接容器を対象とするバッチ式装置です。フォークリフトで搬入し、機内の搬送ローラー上へ配置します。

既存塗膜や錆、付着物を除去し、溶接部と母材表面を検査できる状態へ整えます。ほかの6製品とは用途が異なり、大型溶接容器の再検査前処理に特化した製品です。

参照元:サンポー公式HP(https://www.kk-sampoh.co.jp/product/ボンベブラスター/)

サンポーの
ショットブラスト機の導入事例

鍛造品の酸化スケール除去

丸棒材の黒皮除去と、冷間鍛造品の焼鈍後に生じる酸化スケールの除去へ、反転式バレル型ブラストマシンを導入した事例です。バレル内で製品を撹拌しながら全面へ投射します。

投射装置は30kW、処理能力は240L・1,300kgです。ハイマンガン鋼製バレル、自動投入装置、自動振動式排出装置を備えています。

参照元:サンポー公式HP(https://www.kk-sampoh.co.jp/case/反転式バレル型ブラストマシン/)

アルミホイールの塗装剥離

リサイクル時の溶解前に、アルミホイールの表面塗装を除去するため、インデックステーブル式ブラストマシンを導入した事例です。治具上のホイールを回転させながら全面へ投射できる配置を採用しています。

立体的で複雑なデザイン面の処理ムラを抑えるために広角投射装置を使用。さらに、処理時間の短縮を目的として高出力の投射装置を搭載しています。

参照元:サンポー公式HP(https://www.kk-sampoh.co.jp/case/アルミホイール塗装剥離用/)

サンポーの
ショットブラスト機が
適している業種・用途

自動車部品・金属加工における
バリ取りや表面処理

ダイカスト品や熱処理品、鋳造品を扱う現場では、ワークの形状、接触傷の可否、処理量によって適した方式が変わります。変形や傷を避けたいワークにはハンガー式やテーブル式、接触可能な小物の大量処理にはバレル式やタンブラーが候補です。

サンポーは複数の搬送・撹拌方式をそろえているため、小物のバリ取りから大型の鋳造品の砂落としまで、ワークの持たせ方を変えて検討できます

アルミ製品の梨地加工と
大型容器の再検査前処理

アルミ製品の梨地加工では、マイクロブラスターやテーブルブラスターが候補です。大型溶接容器の再検査時に塗膜や錆を除去する場合は、ボンベブラストマシンが用意されています。

対象品と処理目的が製品ごとに明示されているため、自社ワークに近い製品から仕様相談を進めやすいでしょう。

本サイトでは、各メーカーの特徴や製品のほかに、加工部品ごとに適したショットブラスト機メーカーを紹介しています。

ショットブラスト加工は、加工部品の素材や形状によって適した装置が異なります。装置ごとに構造や性能の特徴も大きく違うため、自社の部品に近いケースを確認し、導入や入れ替えの判断材料としてご活用ください。

サンポーのアフターサポート

装置・集塵機・投射装置を
まとめて相談可能

サンポーは、ショットブラストマシンに加え、乾式・湿式集塵機や投射装置も取り扱っています。湿式集塵機のサイクロンスクラバーは、水を使って粉じんを捕捉する装置です。可燃性金属粉の発火・爆発リスクを抑える構造で、処理風量や設置条件に応じた仕様提案にも対応しています。

装置の選定時は、ブラスト機本体だけでなく、対象粉じんに適した集塵方式と保守条件まで確認してください。

参照元:サンポー公式HP(https://www.kk-sampoh.co.jp/product/、https://www.kk-sampoh.co.jp/product/湿式集塵機サイクロンスクラバー/)

まとめ

サンポーは、7種類のショットブラスト機を展開しています。複雑形状を吊って処理するハンガー式、小物をまとめて処理するバレル式・タンブラー、梨地加工に対応するマイクロ・テーブル式、大型溶接容器専用機まで、対象ワークに合わせた製品が用意されています。

機種を選ぶ際は、ワーク寸法だけでなく、接触傷の可否、投入量、搬入・脱着方法、自動化の必要性を整理しましょう。

サンポーの基礎情報

法人名株式会社サンポー
所在地東京都足立区神明南1-14-18
電話番号03-3605-8431
営業時間8:30~17:30(土曜、日曜、祝日を除く)
公式HPhttps://www.kk-sampoh.co.jp/
【部品別】
ショットブラスト機
メーカー3選

ショットブラスト機は、加工部品の素材や形状に適した装置を選ぶことで、処理速度の向上やコスト削減が可能。メーカーごとに得意とする部品のタイプが異なるため、加工する部品に応じた装置選びが欠かせません。ここでは、部品ごとにおすすめのショットブラスト機を扱うメーカーを紹介します。

鋳造・鍛造・製缶・製鋼部品
なら

太洋マシナリー

太洋マシナリーの公式HPキャプチャ
画像引用元:太洋マシナリー公式HP(https://www.omco-taiyo.co.jp/)
大型ワーク・硬質スケール
に応えるカスタム設計

鋳造・鍛造・製缶・製鋼部品の附着砂や錆・スケール落しを目的とし、ワークの形状・材質・処理能力に対応したショットブラスト装置をカスタム対応。
標準機械も取り揃えており、用途に応じたレイアウトとオプション仕様でセミカスタム設計しています。

メンテナンス性・
消耗部品寿命にこだわった機能

高性能セパレーターと最適なライニング材で不純物を除去し、鋳造・鍛造・製缶・製鋼部品の製品表面仕上がり状態を改善し、消耗部品の延命が期待できます。
用途に合わせて消耗部品やキャビネットライニングの材質と取付方法を選定し、メンテナンスを簡素化します。

半導体・電子部品
なら

不二製作所

不二製作所の公式HPキャプチャ
画像引用元:不二製作所公式HP(https://www.fujimfg.co.jp/)
超微粒子技術で
再現性が高い精密処理を実現

1μm以下の超微粒子研磨材を安定して噴射できる装置に、独自の研磨材定量制御技術を搭載することで、低圧での安定噴射を実現
繊細な製品加工の再加工や検査負担を軽減します。

精密生産ラインと
クリーン環境に対応する設計

精密加工向けに多関節ロボット自動化を搭載したショットブラスト機を提供。
クリーンルーム環境での運用にも配慮し、処理精度と清浄性の両立をサポートします。精密生産ラインにも組み込みやすい設計です。

航空機・ロケット部品
なら

Wheelabrator
(ホイール・アブレーター)

Wheelabrator(ホイーラブレイター)の公式HPキャプチャ
画像引用元:Wheelabrator公式HP(https://www.wheelabratorgroup.com/)
トレーサビリティ機能で
厳しい要求仕様に対応

航空機メーカーと共同開発し、航空部品に特化した装置を提供
処理条件や稼働状態をリアルタイムで記録・管理できるトレーサビリティ機能により、航空機・宇宙開発業界の厳格な品質要求に応えます。

機能性向上に直結する
ムラのない処理

疲労強度の向上や応力腐食割れの抑制など、航空機部品で重視される性能改善に特化したショットピーニング装置を開発
CNC制御や多軸ロボットによる精密な噴射制御で、均一なピーニング処理を実現します。